スキルシステムについてはAlpha版から大きな変化はありませんが、製品版になったということで一度まとめてみたいと思います。
やったことない人にもできるだけ分かるように説明するため、経験者には余計な説明が多いですがご容赦ください。
スキルシステムについての詳細な情報は7 Days to Die Japan Wiki*をご確認ください。
目次
スキルシステムについて
ゲーム内では説明されませんが、獲得方法が違うスキルが3種類ありますので、3つに分けて説明していきます。
スキル
レベルアップ時に貰えるスキルポイントを振って獲得する能力で、スキルウィンドウ(PC版だとNキーで開く)から確認できます。
このスキルは5種類の特性(上記画像の赤枠)によって分かれているのですが、特性ごとに各武器の攻撃力を上げられるスキルや、サバイバルに役立つスキルが習得できます。
このスキルシステムが少し面倒で、特性にもレベルがあり、スキルレベルを一定以上に上げるためには特性のレベルも上げないといけません。
例えば、「パメル・ビート」という棍棒スキルをレベル3「大リーグ」に上げようとすると、強さ特性のレベルを5まで上げる必要があります(次の画像を参照)
特性レベルがいくつ必要なのかについては、右側スキル欄の購入欄にある南京錠マークにカーソルを合わせると確認できます。
また、特性レベル上げにもスキルポイントを消費し、ある程度特性レベルを上げていくとレベル上げに消費するポイントが増えます(特性レベル6から2ポイント必要、レベル8からは3ポイント必要)
効率を考えるなら1つの特性に絞ってスキルポイントを振っていくのがいいので、使いたい近接・遠距離武器を決めておいて、その武器のスキルを習得できる特性にスキルポイントを振っていくのがいいかもしれません。
なお、「おじいちゃんの健忘エリクサー(トレーダー通常価格:6000コイン)」を使用することでスキルを初期化し、ポイントを再度振り分けることが可能(※パーク本スキル・クラフトスキルは初期化されない)
パーク本スキル
全18シリーズが存在し、各シリーズ7巻ずつあります。
武器ごとの戦闘力を上げる本が多いですが、アイテム取得量の上昇だったり、アイテムや改造パーツのクラフトレシピを解放できるものもあります。
パーク本はランダムで出現するため入手できるかは運で、拾う以外にはトレーダーから買うかクエスト報酬、数日おきに投下される補給物資からも入手できたりします。
全7巻をコンプリートすると8つ目が解放されるのですが、この8つ目の効果は優秀なものが多いのでコンプリートを狙っていきましょう。
クラフトスキル
最後の方のAlpha版で追加されたシステムで、上位種の武器・ツールや、高い品質レベル(最大で6)の武器・ツールを作成できるようにするためのスキルです。
過去のバージョンでは品質6のものは拾うしかありませんでしたが、このシステムが実装されてからは「伝説パーツ」というアイテムを1つ消費することで品質6の武器・ツールを自作できるようになりました(武器・防具の作成には作業台が必要)
パーク本スキルと同様にクラフトスキル本を読む形でレベルを上げていくのですが、クラフトスキル本の出現確率は各武器・ツールに対応するスキルレベル(ポイントを振って上げるスキル)によって上昇しますので、自身が使用していく装備に合わせてスキルポイントの振り方を考えていく必要があります。
例えばマシンガンのクラフトスキルレベルを上げたいなら、「忍耐」特性にある「マシンガンナー」のレベルを上げることで、マシンガンのクラフトスキル本(タクティカル・ウォーフェア)が出やすくなります。
特性ごとのスキル評価
各特性のスキルについて、個人的に思う習得優先度と評価を書いていきます。参考程度にご覧ください。
知覚
優先度(高)スキル
- 使う武器のスキル(射撃の名手・槍の達人)
優先度(中)スキル
- 素早く、正確に(槍を使うならおすすめ、使わないなら要らない)
- 貫通者(中盤あたりから生かしやすいが優先して習得するものじゃない)
- ラッキーな略奪者(ある程度レベルを上げないと効果を実感できないので習得は後回しでいい)
- サルベージオペレーション(解体ツールは拾うかトレーダーから買えるのでクラフトスキル本や収穫量を上げるために習得するのは微妙な感じ。習得は後回しでいいと思う)
優先度(低)スキル
- 解体専門家(通常の武器と比べてグレネード系は使用頻度が低いので習得するのは後回し)
- 侵入者(それほどトラップに遭遇するわけではない上に即死するわけではないので習得は後回し)
- アニマルトラッカー(肉集めに便利ではあるが他のスキルを優先したほうがいい)
- 宝物ハンター(シンプルに必要性が低い)
槍・ライフルを使用しないのであればスルーされやすい特性だと思います。
解体ツールを自作するためには「サルベージオペレーション」が必要ですが、それ以外に習得したいスキルが知覚特性には無いので、特性レベル上げにまでスキルポイントを消費してしまうのは非常にもったいないと思います。
それなら解体ツールはトレーダーから購入したほうがいいですし、結局それで事足りてしまうことが多いです。
強さ
優先度(高)スキル
- 使う武器のスキル(ブームスティック・パメル·ピート・スカルクラッシャー)
- 69年の鉱夫(採掘・伐採や地面を掘る速度も上昇し、採取ツールのクラフトスキル本も出やすくなる。拠点建設に影響するため重要)
- 大鉱脈(拠点建築に必要な鉱石・木材の入手量を増やしてくれるため重要)
優先度(中)スキル
- 大きく、速く(棍棒・スレッジハンマーを使うなら習得するといいが劇的に速くなるわけでない)
- マスターシェフ(優秀なベーコンエッグを早く解放するために序盤にレベル1にしておくといいかもしれない。基本的に料理には農作物も必要とされるため「忍耐」特性の自給自足スキルの習得も必要、これだけレベルを上げてもしょうがない)
優先度(低)スキル
- ヘビーアーマー(ヘビー系を装備するとしても他の必要なスキルを優先したほうがいいと感じた)
- ラバ(過積載による速度低下は自転車など乗り物によって消せるし、アーマーにポケット改造パーツを付ければ軽減できるので優先度は低い)
序盤~終盤まで活躍する武器とスキルがあるため、序盤から集中的にスキルポイントを振っていい特性だと思います。
近接武器は棍棒・スレッジハンマー、遠距離武器はショットガンとなっており、戦闘距離は近接寄りですがどれも複数のゾンビを相手に戦える性能(スレッジハンマーは少し難しいかも)になっています。
「69年の鉱夫」と「大鉱脈」は採取に影響するスキルですが、拠点建築に必要な木材・鉱石の採取を助けてくれるものなので序盤から役に立ちますし、錬鉄・鉄鋼など炉の錬成に必要な素材集めにも貢献してくれます。
「マスターシェフ」は上記の通りですが、肉と卵だけで作れるのに回復量が優秀なベーコンエッグのレシピを早くに解放できると食料問題が楽になるため、習得しておいて損はないスキルです。ちなみにベーコンエッグのレシピ解放は「料理」クラフトスキル10レベルなので、マスターシェフのレベル1~2くらいで一旦止めておけば丁度いいのかなと思います。
忍耐
優先度(高)スキル
- 使う武器のスキル(格闘家・マシンガンナー・ライトニングハンド)
- 自給自足(農耕ブロックの作成コスト低下と農作物の収穫量を増やすスキルで、このスキルを上げないと収穫量が少ないので料理ができない。食料供給に影響するため早めに習得していきたい)
優先度(中)スキル
- 狩人(農耕ブロックやシャム缶の作成に必要な腐肉の収穫量を増やせるため少し便利)
優先度(低)スキル
- 高断熱性(全身に防具を付けていれば温度による悪影響が少ないため不要)
- 痛み耐性(習得して損はないが防具を強化することで代替が効くので他を優先した方がいい)
- 治癒因子(空腹を加速させてしまうスキルなので食料供給が安定した段階で習得を考えるべき)
- 鉄の胃腸(性能が微妙なのでオススメできないスキル)
- ルール1:有酸素運動(乗り物が使えるようになってくると死ぬスキル)
農業とマシンガンを使用するためなら習得する価値がある特性ですが、序盤に集中的に振ってしまうと近接武器が拳(ナックル武器)だけとなり、戦闘が少し厳しくなります。
マシンガンのスキルを上げたいなら、近接戦闘を他の特性の武器で安定させてからにするといいと思います。
「治癒因子」について注意ですが、序盤に習得するのは絶対に止めた方いいです。このスキルは時間経過でHPが回復していくスキルですが、回復することによって空腹が加速してしまいます。食料を安定して確保できるようになるまで習得しないことをオススメします。
もし既に治癒因子を習得してしまい、食料の消費に悩んでいるなら「おじいちゃんの健忘エリクサー(トレーダー通常価格:6000コイン)」を購入してスキル構成をリセットするのもありです。
素早さ
優先度(高)スキル
- 使う武器のスキル(アーチェリー・ガンスリンガー・ディープカット)
優先度(中)スキル
- 旋風(ブレードを使用するなら習得するのあり)
- ラン&ガン(ほぼ全ての遠距離武器の腰撃ち精度・リロード中の速度低下を軽減してくれるので、それがどうしても気になるなら習得する。気にならないなら習得は後回し)
- パルクール(落下時のケガを防げたりジャンプ力上昇によって咄嗟に逃げられる強みがあるが、個人的には必要性を感じることが少ないので他に欲しいスキルが無い時に習得することが多い、好みが分かれる)
優先度(低)スキル
- ミディアムアーマー(ミディアム系を装備するとしても他の必要なスキルを優先したほうがいいと感じた、ただアサシンセットを常用してスニークキルを積極的に狙っていく方針ならアリか)
- 奇襲(サプレッサー付き銃や弓系を使用してスニークキルを狙うなら習得した方がいい)
- 影に潜む(奇襲スキルと同じ理由)
地味に戦闘力が高い特性で、ブレードは狩猟ナイフ~マチェーテまでいくと結構強く、遠距離に関してはSMG-5までいけば拾いやすい9mm弾を使ってマシンガンと同じような感覚で使えます。
弓は「奇襲」「影に潜む」を習得してスニークキルを狙えるようになったら高ティアクエストで強ゾンビの処理に役立ってくれます。
知能
優先度(高)スキル
- 感電者(バトン系を使いたいなら習得)
- 高度エンジニアリング(拠点強化や武器作成に炉・作業台が必須なので、できるだけ早めに上げていきたいスキル)
- グリースモンキー(探索効率を上げるために乗り物は欲しいので、できるだけ早めに上げていきたいスキル)
優先度(中)スキル
- 計算された攻撃(バトン系を使うなら習得するのもアリ)
- 勇敢な冒険者(レベルを上げると品揃えが少し良くなるのでトレーダーに依存するプレイスタイルなら習得してもいいかも)
- 医師(医療品や、木を切ったときに感染を治せる蜂蜜が拾える確率が上がるため被弾しやすい場合は習得しておくと安心感があるかも)
優先度(低)スキル
- ロボット発明家(ロボット系は作成・運用コストと性能があまり見合ってないと感じるので習得は後回し)
- 優れた物々交換人(トレーダーとの売買価格が最高レベルで±25%お得になるので高額商品を買うなら有効、自分は基本安い商品しか買わないため微妙な評価になっている。あと別記事で解説している金策が有効な限り不要)
- カリスマ性(ソロだと意味ないし、マルチでも自分以外にしか効果が発動しないため習得は後回し)
- ピッキング(レベルを最高まで上げてもピッキングが100%成功するわけではないしロックピックを用意するのが面倒、それなら鍵はツルハシ系で叩き壊せばいいと感じたので習得は後回し)
この特性を序盤から集中的に上げていくことを考えた場合、近接戦闘はバトン系が意外と優秀なのであまり問題にならないが、遠距離がロボット砲台しかないためかなり不利になります。
重要なスキルは、武器・防具・乗り物・電気トラップを作成するために必要な炉・作業台を自作できるようにするための「高度エンジニアリング」と、乗り物の作成レシピを解放するための「グリースモンキー」なので、この2つを早めに習得していくことは考えた方がいいと思います。
結局どんな感じでスキルポイントを振っていけばいい?
一例として、自分のスキルポイントの振り方を書いてみます。これがベストではないと思いますので参考程度に見てください。
序盤は「強さ」特性を中心に振っていき、ある程度育ったら他特性の習得に移る感じになります。
- 次のスキルレベルを4~5まで上げる、「強さ」特性レベルは7で一旦止める
- パメル・ピート → Lv.4
- 69年の鉱夫 → Lv.5
- 大鉱脈 → Lv.5
- 次のスキルレベルを3まで上げる、「知能」特性レベルは6で一旦止める
- 高度エンジニアリング
- グリースモンキー
- 「忍耐」特性をレベル5まで上げて「自給自足」をレベル3にする
- 「強さ」特性のブームスティックをレベル4まで上げる
- 「強さ」特性のマスターシェフのレベルを上げる
- これ以降は必要だと思うスキルに振っていく
なんか中途半端なまとめになってしまいましたが…こんな感じで振っておけば大きく外れることはないかなと思います。
基本的に序盤の戦闘は木製棍棒でどうにかなるため、パメル・ピートをできるだけ上げて棍棒だけで対応するようにしています。
「強さ」特性レベルを7で一旦止める理由は、8以降は消費スキルポイントが3になってしまうためです。流石に他のスキルに回したいので7で止めています。
「知能」特性レベルを6で止めるのも同じような理由で、高度エンジニアリングとグリースモンキーを4以上に上げるには「知能」特性レベルが8必要になるからです。中途半端なレベルですがクラフトスキル本を少しでも拾いたい意図があります。
「69年の鉱夫」と「大鉱脈」を習得する理由については既に記載した通り、拠点建築に必要な素材が集めやすくなることが大きいですが、他にも次の3つがあります。
- 地味に需要が多い木材を集めやすい
- クエスト「隠された補給品」がやり易くなるので、クエストティア4まで進むのが比較的楽になる
- 地中に拠点を作る時間を短縮できる
地中に拠点を作るメリットは
- 序盤は特にリスクが高い夜ゾンビの相手をしなくて済む
- 地中を掘ることで素材集めと経験値稼ぎになる(夜中でもレベル上げができる)
- ゾンビが入ってこないので拠点内に放置できる
- 地中でも農作物を育てることができる
- やり方によっては最初のブラッドムーンホードの迎撃拠点として使える
地中拠点の作り方は、作りたい位置で直下掘りし、底まで掘れたら(底は殴ると変な音が鳴る)周りを掘って広げていくだけです。出入りできるように「はしご」が必要になりますので、はしご作成に必要な木材を必ず確保してから作業を始めてください。
以上、一例の紹介でした。
この例だと少し地味なので「銃をもっと使っていきたい」などであれば他の特性から始めていくといいかもしれません。
特性レベルを上げる改造パーツをうまく使おう
改造パーツの中に「特性のレベルを1上げられる」ものがあります。
特性レベルが上がってくると、レベル上げにスキルポイントが3必要になってくるので、3ポイント浮かせられるのは大きいです。
この改造パーツは頭防具にしか付けられず、付けられるのは一種類だけですが、もし拾えたら使ってみて下さい。
ゲームと攻略記事を書くのが好き。
攻略記事を書けそうなゲームを探して常に現世を彷徨っている。
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